今回は「手首の伸展(手首を甲側に倒す動き)」についてです。
(引用:ヒューマン・アナトミー・アトラス(Visible Body)より)
関連する筋肉
「手首の伸展(手首を甲側に倒す動き)」の際は、
- 示指伸筋
- 長橈側手根伸筋
- 短橈側手根伸筋
- 総指伸筋
- 尺側手根伸筋
の5つの筋肉が働いています。
この動作で使われる筋肉は「前腕伸筋群」と呼ばれます。
では上から順番に見ていきましょう。
まずは橈骨側(親指側)を走行する「長橈側手根伸筋」があります↓
次に同じく橈骨側(親指側)を走行する「短橈側手根伸筋」があります↓
続いて、人差し指を伸ばす「示指伸筋」があり↓
その上に四指全体につながる「総指伸筋:そうししんきん」があります↓
そして最後に、尺骨側(小指側)を走行する「尺側手根伸筋」があります↓
基礎情報
日常生活における「手首の伸展(手首を甲側に倒す動き)」動作は
- デスクワークやピアノの演奏をする動き
- ほうきで掃く動き
- 手を振る(バイバイ:掌を相手に向ける)動き
などで使われています。
手首の動きの使用頻度は高く、また負担も大きいです。
一言メモ
前腕伸筋群のこわばりは、そのまま上腕〜肩へと連鎖していきます。
肩こり予防のためにも、筋肉のつながりをぜひ理解しておきましょう→肩〜腕②:後ろ側(浅層バックアームライン)
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