今回は「首の回旋(横へ回す動き)」についてです。
(引用:ヒューマン・アナトミー・アトラス(Visible Body)より)
関連する筋肉
この動作では”同側の筋肉”と”対側の筋肉”が協力して働いています。
同側の筋肉(右に回す際の右側)としては
- 板状筋(頭板状筋+頚板状筋)
- 最長筋(脊柱起立筋の一部)
- 後頭下筋群
があります。
また、対側の筋肉(右に回す際の左側)としては
- 胸鎖乳突筋
- 斜角筋群(特に前斜角筋)
- 半棘筋(脊柱起立筋の一部)
があります。
では具体的に見ていきましょう。
例えば”右”に向かって首を回す際には、同側の筋肉として「板状筋」と↓
「最長筋」と↓
「後頭下筋群」が働いています↓
また対側の筋肉としては「胸鎖乳突筋」と↓
「斜角筋群」と↓
「半棘筋群」がセットになって働いています↓
6つの筋肉群の関係性をぜひ覚えておきましょう。
基礎情報
日常生活における「首の回旋(横へ回す動き)」動作は
- 声をかけられたときに振り向く動き
- ソファに座りながら、斜めの位置にあるテレビを眺める動き
などで使われています。
リビングでの食事の際、テレビを見ようとして首を回旋させているケースがよくあります。
日常的な習慣として(あるいは身体的な”くせ”として)染み付いてしまった回旋動作は、やがて筋肉のこわばりとして表面化してきます。
一言メモ
首の回旋は、さまざまな筋肉がセットで働く複雑な動作です。
使われている筋肉が同側なのか対側なのかを見極められないと、ピントがずれたケアになってしまいます。
上記の6つの筋肉をもう一度よく理解して、丁寧なケアを心がけましょう。
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