今回はふくらはぎにある「ヒラメ筋」についてです。
(引用:ヒューマン・アナトミー・アトラス(Visible Body)より)
筋肉の位置
筋肉のスタート地点は「脛骨・腓骨の上部1/3」です。
(引用:同上)
そして、ゴール地点は「アキレス腱を経て踵骨隆起(かかと)」になっています。
(引用:同上)
基礎情報
「ヒラメ筋」は、ふくらはぎの深層にある筋肉です。
膝関節の下から始まり、足首のみを飛び越える”単関節筋”です。
(引用:同上)
この筋肉は足に体重がかかっている限り、基本的にはどの動作においても働きます。
ただ最も主要な役割は、つま先を伸ばす動き(底屈)です。
(引用:同上)
ヒラメ筋を学ぶ上では「腓腹筋」の存在も併せて理解しておく必要があります。
筋肉の走行位置としては、ヒラメ筋の”上”を腓腹筋が走っています。
(引用:同上)
上述したように「ヒラメ筋」は、足首のみを飛び越える”単関節筋”です。
一方の「腓腹筋」は、膝と足首を両方飛び越える”二関節筋”です。
この構造がストレッチ姿勢に違いをもたらします。
大きな違いは「膝の角度」です。
ヒラメ筋のストレッチをする際は、”膝を曲げる”必要があります。
膝を伸ばした状態でストレッチを行うと、二関節筋である腓腹筋が”先”に伸ばされてしまいます。
すると腓腹筋にかかるストレスが大きくなり、ヒラメ筋が伸びる前にストレッチ動作の限界を迎えてしまうことがあります。
「膝の角度」をコントロールして、適切な伸び感を感じられるように調整していきましょう。
一言メモ
「ヒラメ筋」は長時間の立ちっぱなし姿勢や足首の固定、マラソンなどの運動時に大きく使われます。
この筋肉が硬くこわばると、アキレス腱に炎症等をもたらしてしまうこともあります。
日頃からしっかりストレッチをして、柔らかい状態を保っておきましょう。
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