今回は下腿(ふくらはぎ)にある「長趾屈筋」についてです。
(引用:ヒューマン・アナトミー・アトラス(Visible Body)より)
筋肉の位置
筋肉のスタート地点は「脛骨の下方2/3(後面)」です。
(引用:同上)
そして、ゴール地点が「四指の先端(末節骨底)」になっています。
(引用:同上)
角度を変えてみると、内くるぶしの下を通って「四指の先端」にゴールしている様子がわかります。
(引用:同上)
基礎情報
「長趾屈筋」はその名の通り、足の指(拇趾を除く四指)を曲げる筋肉です。
足の指を曲げる動きは、基本的に「長趾屈筋」と「長拇趾屈筋」がセットで働いています。
(引用:同上)
筋肉の走行は似ていますが、ゴール地点が大きく異なり、
- 長趾屈筋=脛骨〜”四指”の先端(赤◯)
- 長拇趾屈筋=腓骨〜”拇趾”の先端(青◯)
という特徴があります。
(引用:同上)
そのため「長趾屈筋」の影響を受けて、四指は同時に曲がります。
また「長趾屈筋」は、足底の”縦アーチの維持”にも貢献しています。
(引用:同上)
この筋肉は足首の強さにも影響を与えるため、歩行やランニング・ジャンプ動作時に非常に重要です。
ぜひ覚えておきましょう。
一言メモ
「長趾屈筋」は足首と足指の動作に必要不可欠な筋肉です。
日常生活でも酷使されやすい筋肉なので、ぜひ丁寧にケアしていきましょう。
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