今回は骨盤の内部にある「深層外旋六筋」についてです。
(引用:ヒューマン・アナトミー・アトラス(Visible Body)より)
筋肉の位置
筋肉のスタート地点は「骨盤の背面(仙骨+坐骨+閉鎖孔)」です。
(引用:同上)
そして、ゴール地点は「大腿骨の背面」になっています。
(引用:同上)
基礎情報
「深層外旋六筋」はその名の通り、臀筋群の”深層”に位置し、股関節を”外旋”させる”6つの筋肉”の総称です。
筋肉を1つずつ見てみましょう。
仙骨と大腿骨を直接つなぐ「梨状筋:りじょうきん」、
(引用:同上)
坐骨の上部から大腿骨のてっぺんにつながる「上双子筋:じょうそうしきん」、
(引用:同上)
上双子筋のやや下から始まる「下双子筋:かそうしきん」、
(引用:同上)
骨盤下部の”穴”(閉鎖孔)の内側から始まる「内閉鎖筋:ないへいさきん」、
(引用:同上)
その”穴”(閉鎖孔)の外側から始まる「外閉鎖筋:がいへいさきん」、
(引用:同上)
そして、坐骨と大腿骨を最短距離でつなぐ「大腿方形筋:だいたいほうけいきん」、
(引用:同上)
以上、6つの筋肉で構成されている筋肉の集合体を「深層外旋六筋」と呼んでいます。
(引用:同上)
全ての筋肉は骨盤背面から大腿骨へとつながっています。
そのため、筋肉が収縮すると大腿骨は外へ向かって回ります(外旋)。
(引用:同上)
特に内旋した状態から外旋させる際に強く働くので、野球のバットスイングの際などに大きく貢献すると考えられています。
股関節が関わるスポーツ動作においては欠かせない筋肉群ですから、ぜひしっかりと覚えておきましょう。
一言メモ
「深層外旋六筋」が硬くこわばると、つま先が外へ開きやすくなります。
ケアの際は、臀筋群とセットでアプローチしていきましょう。
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