今回は「股関節の屈曲(足を前へ上げる動き)」についてです。
(引用:ヒューマン・アナトミー・アトラス(Visible Body)より)
関連する筋肉
「股関節の屈曲(足を前へ上げる動き)」の際は、
- 腸腰筋
- 大腿直筋
- 内転筋群(恥骨筋+長内転筋+大内転筋)
- 外転筋群(中臀筋+大腿筋膜張筋)
- 縫工筋
の5つの筋肉群が働いています。
この動作では、重い足を持ちあげるため”大筋群”が使われます。
また動作にブレを生じさせないために、前面の筋肉だけでなく両側面の筋肉も同時に働くという特徴があります。
メインで使われるのが「腸腰筋」です↓
この腸腰筋をサポートする形で「大腿直筋」が存在しています↓
内側には骨盤から始まる「内転筋群」があり↓
外側には「中臀筋」と「大腿筋膜張筋」があります↓
そして、これらの筋肉の最上部に「縫工筋」が存在しています↓
基礎情報
日常生活における「股関節の屈曲(足を前へ上げる動き)」動作は
- 足を踏み出す動き
- 階段を上る動き
などで使われています。
股関節の基本動作であり、非常に使用頻度は高くなっています。
一言メモ
人間が歩行動作を行っている限り、これらの筋肉群は使わない日がありません。
前方への単純な屈曲動作ですが、両側面の筋肉も使われていることをぜひ覚えておきましょう。
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