今回は前腕にある「短橈側手根伸筋」についてです。
(引用:ヒューマン・アナトミー・アトラス(Visible Body)より)
※動画で学びたい方はこちら↓
筋肉の位置
筋肉のスタート地点は「上腕骨の外側上顆」です。
(引用:同上)
そして、ゴール地点が「中指の付け根(第3中手骨底)」になっています。
(引用:同上)
基礎情報
「短橈側手根伸筋」は、手首を伸展させる筋肉です。
(引用:同上)
テニスのバックハンドなど、強い伸展力を求められる動きでよく働きます。
この手首の動きには
- ”長”橈側手根伸筋
- ”短”橈側手根伸筋
- 尺側手根伸筋
の3つの筋肉が関わっています。
「”長”橈側手根伸筋」と「”短”橈側手根伸筋」はその名の通り、筋肉が長さが若干異なります。
(引用:同上)
上のイラストの赤◯が「長橈側手根伸筋」で、青◯が「長橈側手根伸筋」です。
「長橈側手根伸筋」がやや上方からスタートして”人差し指の付け根(第2中手骨)”にゴールしているのに対し、
「短橈側手根伸筋」はやや下方からスタートして”中指の付け根(第3中手骨)”にゴールしています。
どちらの筋肉も橈骨沿いを辿っているため、「手首の橈屈」にも貢献しています。
機能に大きな違いはありませんが、違いを区別して理解しておくといいと思います。
一言メモ
「短橈側手根伸筋」は手首を動かすうえで必要不可欠です。
日常生活でも酷使されやすい筋肉なので、ぜひ丁寧にケアしていきましょう。
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