今回は背中にある「菱形筋」についてです。
(引用:ヒューマン・アナトミー・アトラス(Visible Body)より)
*動画で学びたい方はこちら↓
筋肉の位置
筋肉のスタート地点は「背骨中央(第6-7頸椎&第1〜4胸椎の棘突起)」です。
(引用:同上)
そして、ゴール地点は「肩甲骨の内側縁」になっています。
(引用:同上)
基礎情報
「菱形筋」は小菱形筋と大菱形筋によって構成されています。
「小菱形筋」は全体の上部に位置しており、第6-7頸椎からスタートしています。
(引用:同上)
また「大菱形筋」は下部に位置し、第1〜4胸椎をスタート地点にしています。
(引用:同上)
この2つを合わせて「菱形筋」と呼んでいます。
(引用:同上)
背骨と肩甲骨の間に存在する筋肉であるため、菱形筋が働くと肩甲骨は背骨方向へと動きます。
これは「内転」と呼ばれる動作です。
(引用:同上)
菱形筋は肩甲骨を積極的に内転させるというより、外転された肩甲骨をその場でキープする際によく働きます。
いわゆる「猫背姿勢」になると「小胸筋」と「前鋸筋」によって、肩甲骨は前方に引っ張られて(外転位)しまいます。
(引用:同上)
このとき、肩甲骨のポジションを適正な位置にとどめておく役割を担っているのが「菱形筋」です。
デスクワークの際などは常に負担がかかっている部位なので、きちんとケアすることが大切です。
一言メモ
「菱形筋」が硬くこわばると、肩甲骨の動きが低下してきます。
スタート地点が棘突起になるので、ほぐす際は背骨のキワから押していくことが大切です。
ぜひきちんとケアをして柔らかい状態を保ちましょう。
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