今回はふくらはぎにある「腓腹筋」についてです。
(引用:ヒューマン・アナトミー・アトラス(Visible Body)より)
筋肉の位置
筋肉のスタート地点は「大腿骨の下端(内側顆+外側顆)」です。
(引用:同上)
そして、ゴール地点は「アキレス腱を経て踵骨隆起(かかと)」になっています。
(引用:同上)
基礎情報
「腓腹筋」は、ふくらはぎにおける最大の筋肉です。
筋長が長く、膝と足首を両方飛び越える”二関節筋”として働いています。
(引用:同上)
そのため、膝を曲げる動き(屈曲)と、
(引用:同上)
つま先を伸ばす動き(底屈)、
(引用:同上)
の2つの動作に関わっています。
この腓腹筋は「アキレス腱」へと直接つながっています。
柔らかい筋肉と硬い腱の連結部位はダメージを受けやすく、境目部分(筋腱移行部)は”肉離れ”等の好発部位でもあります。
(引用:同上)
また、腓腹筋を学ぶ上では「ヒラメ筋」の存在も併せて理解しておく必要があります。
筋肉の走行位置としては、ヒラメ筋の”上”を腓腹筋が走る形になっています。
(引用:同上)
上述したように「腓腹筋」は、膝と足首を両方飛び越える”二関節筋”です。
一方の「ヒラメ筋」は、足首のみを飛び越える”単関節筋”です。
したがって、
- ランニングやジャンプなど、ふくらはぎ全体を大きく使う運動=「腓腹筋」がよく働く
- 足首の曲げ伸ばしや、立ちっぱなしにおける足首の固定動作=「ヒラメ筋」がよく働く
という特徴があります。
協働して働くことをぜひ覚えておきましょう。
一言メモ
「腓腹筋」へのストレッチの際は、踵を地面につけ、膝を伸ばした状態で行います。
一方で「ヒラメ筋」へのストレッチの際は、踵を地面につけ、膝を曲げた状態で行います。
2種類の動きを使い分けて、適切な伸び感をコントロールしていきましょう。
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