ヒラメ筋:ひらめきん

今回はふくらはぎにある「ヒラメ筋」についてです。

(引用:ヒューマン・アナトミー・アトラス(Visible Body)より)

Tomy
ふくらはぎにある筋肉ですね!

 

筋肉の位置

筋肉のスタート地点は「脛骨・腓骨の上部1/3です。

(引用:同上)

そして、ゴール地点は「アキレス腱を経て踵骨隆起(かかと)」になっています。

(引用:同上)

Tomy
脛骨と踵をつないでいるんですね!

 

基礎情報

「ヒラメ筋」は、ふくらはぎの深層にある筋肉です。

膝関節の下から始まり、足首のみを飛び越える”単関節筋”です。

(引用:同上)

この筋肉は足に体重がかかっている限り、基本的にはどの動作においても働きます。

ただ最も主要な役割は、つま先を伸ばす動き(底屈)です。

(引用:同上)

ヒラメ筋を学ぶ上では「腓腹筋」の存在も併せて理解しておく必要があります。

筋肉の走行位置としては、ヒラメ筋の”上”を腓腹筋が走っています。

(引用:同上)

上述したように「ヒラメ筋」は、足首のみを飛び越える”単関節筋”です。

一方の「腓腹筋」は、膝と足首を両方飛び越える”二関節筋”です。

この構造がストレッチ姿勢に違いをもたらします。

ハテナちゃん
どんな違いがあるんですか?

大きな違いは「膝の角度」です。

ヒラメ筋のストレッチをする際は、”膝を曲げる”必要があります。

膝を伸ばした状態でストレッチを行うと、二関節筋である腓腹筋が”先”に伸ばされてしまいます。

すると腓腹筋にかかるストレスが大きくなり、ヒラメ筋が伸びる前にストレッチ動作の限界を迎えてしまうことがあります。

「膝の角度」をコントロールして、適切な伸び感を感じられるように調整していきましょう。

Tomy
腓腹筋とヒラメ筋はセットで覚えておきたいですね!

 

一言メモ

「ヒラメ筋」は長時間の立ちっぱなし姿勢や足首の固定、マラソンなどの運動時に大きく使われます。

この筋肉が硬くこわばると、アキレス腱に炎症等をもたらしてしまうこともあります。

日頃からしっかりストレッチをして、柔らかい状態を保っておきましょう。

tomy
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Tomy先生
千葉県出身。 現在は「健康」×「教育」の仕事に従事。 将来の夢は「全ての人が毎日身体のケアをする文化を創ること」。 ”歯磨きすること”と同じくらいの感覚で、体のケアをする文化が広まれば、きっと世界を変えていける!と信じている。 マイペースで群れることが嫌いな典型的なB型気質。西新宿にて週末個人サロン「Tomy's room(トミーズルーム)」を運営中。 ◯順天堂大学スポーツ健康科学部スポーツ科学科(スポーツ医科学専攻) ◯日本ストレッチング協会:認定ストレッチインストラクター<JSA-CSI> ◯全米ストレングス&コンディショニング協会<認定パーソナルトレーナー(CPT)&認定SCスペシャリスト(CSCS)>