内腹斜筋:ないふくしゃきん

今回は腹部にある「内腹斜筋」についてです。

(引用:ヒューマン・アナトミー・アトラス(Visible Body)より)

Tomy
お腹の両側面にある筋肉ですね!

※動画で学びたい方はこちら↓

 

筋肉の位置

筋肉のスタート地点は「骨盤ライン(腸骨稜&鼠径靭帯)」になっています。

(引用:同上)

そして、ゴール地点は「肋骨のキワ(第8,9,10肋骨)」です。

(引用:同上)

背面にまで回りこむ横幅の大きい筋肉です。

(引用:同上)

ハテナちゃん
肋骨と骨盤をきれいにつないでいますね!

 

基礎情報

「内腹斜筋」肋骨と骨盤の距離を縮める動きにおいて役立ちます。

これは体幹の「側屈」と呼ばれる動きです。

(引用:同上)

腹部は層に分かれており、それぞれの層で「筋肉の線維走行」が異なるという特徴があります。

最下層に来る「腹横筋」は横向きに流れ、

(引用:同上)

その上に来る「内腹斜筋」は中央から外に向かって流れています。

(引用:同上)

またさらにその上に存在する「外腹斜筋」は外から中央に向かって流れていっています。

(引用:同上)

上の2つのイラストを見比べてみるとわかるように、上下に重なる内腹斜筋と外腹斜筋は線維方向が「交差」しています。

これは全体観で考えると「右の内腹斜筋」「左の外腹斜筋」がセットで働くということでもあります。

(引用:同上)

体を捻る動き(回旋)の際は、腹斜筋群が連携して働くことをぜひ覚えておきましょう。

Tomy
野球やゴルフなどの回転動作を伴うスポーツでは、両腹部のケアが大切なんですね!

 

一言メモ

「内腹斜筋」が硬くこわばると、骨盤の回転動作に支障が生じてしまいます。

ケアやトレーニングの際は「筋肉の線維方向」を意識するとより効果的です。

ぜひ試してみてください。

tomy
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ABOUT US
Tomy先生
千葉県出身。 現在は「健康」×「教育」の仕事に従事。 将来の夢は「全ての人が毎日身体のケアをする文化を創ること」。 ”歯磨きすること”と同じくらいの感覚で、体のケアをする文化が広まれば、きっと世界を変えていける!と信じている。 マイペースで群れることが嫌いな典型的なB型気質。西新宿にて週末個人サロン「Tomy's room(トミーズルーム)」を運営中。 ◯順天堂大学スポーツ健康科学部スポーツ科学科(スポーツ医科学専攻) ◯日本ストレッチング協会:認定ストレッチインストラクター<JSA-CSI> ◯全米ストレングス&コンディショニング協会<認定パーソナルトレーナー(CPT)&認定SCスペシャリスト(CSCS)>