今回は内股部分にある「薄筋」についてです。
(引用:ヒューマン・アナトミー・アトラス(Visible Body)より)
筋肉の位置
筋肉のスタート地点は「恥骨の下枝」です。
(引用:同上)
そして、ゴール地点は「脛骨粗面の内側(鵞足:がそく)」になっています。
(引用:同上)
基礎情報
「薄筋」はその名の通り、”薄く細い”筋肉であり、太ももの”最も内側”に存在しています。
主な働きとしては、股関節を内に寄せる動き(内転)です。
(引用:同上)
筋長が長く、内転筋全体を飛び越える形で走行しているため、あまり大きなパワーは持っていません。
(引用:同上)
内転筋群との違いは、筋肉のゴール地点が膝関節より下の「下腿(脛骨粗面)」にあるということです。
これは股関節と膝関節を飛び越える「二関節筋」であることを意味しています。
(引用:同上)
したがって薄筋が働くと、膝関節がやや曲がる(屈曲)という特徴があります。
動作の連動を考える上では、非常に重要な筋肉であることをぜひ覚えておきましょう。
一言メモ
「薄筋」はあまり目立たない筋肉ですが、股関節と膝を連動させるために必要不可欠な筋肉です。
ストレッチの際は、膝を伸ばした状態を保つことが大切です。
ぜひ筋肉の走行をイメージしながらケアをしていきましょう。
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