今回は肩甲骨にある「棘下筋」についてです。
(引用:ヒューマン・アナトミー・アトラス(Visible Body)より)
※動画で学びたい方はこちら↓
筋肉の位置
筋肉のスタート地点は「肩甲棘の下のくぼみ(棘下窩)」です。
(引用:同上)
そして、ゴール地点は「上腕骨の後ろ側(大結節の後部)」になっています。
(引用:同上)
基礎情報
「棘下筋」はローテーターカフ(肩甲骨と上腕骨をつなぐインナーマッスル部隊)の一員です。
主な役割は「小円筋」とともに、肩関節後方の安定性を保つことです。
(引用:同上)
また「肩甲棘(肩甲骨の出っぱり部分)」を介して「棘上筋」ともセットになって上腕骨を支えています。
(引用:同上)
その他の働きとしては「外旋動作」に大きく関与しています。
これは棘下筋のゴール地点を考えてみるとよくわかります。
棘下筋のゴールは「上腕骨の後部」にあるので、収縮すると腕は外向きに回転します。
(引用:同上)
こういった動きは名称を暗記するのではなく、筋肉のスタートとゴールの位置をイメージすることが大切です。
肩の「外旋動作」において棘下筋が果たす役割は大きく、ローテーターカフ内では「棘上筋」の次に怪我をしやすい筋肉です。
野球や水泳を本格的にやっている選手は、しっかりトレーニングをしておくことが大切です。
一言メモ
「棘下筋」は周囲の様々な筋肉と連動して働きます。
棘上筋や小円筋といった関連筋群もぜひセットで覚えていきましょう。
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