棘下筋:きょくかきん

今回は肩甲骨にある「棘下筋」についてです。

(引用:ヒューマン・アナトミー・アトラス(Visible Body)より)

Tomy
肩甲骨の下部にある筋肉ですね!

※動画で学びたい方はこちら↓

 

筋肉の位置

筋肉のスタート地点は「肩甲棘の下のくぼみ(棘下窩)です。

(引用:同上)

そして、ゴール地点は「上腕骨の後ろ側(大結節の後部)」になっています。

(引用:同上)

Tomy
肩甲から始まるから「棘下筋」なんですね!

 

基礎情報

「棘下筋」ローテーターカフ(肩甲骨と上腕骨をつなぐインナーマッスル部隊)の一員です。

主な役割は「小円筋」とともに、肩関節後方の安定性を保つことです。

(引用:同上)

また「肩甲棘(肩甲骨の出っぱり部分)」を介して「棘上筋」ともセットになって上腕骨を支えています。

(引用:同上)

その他の働きとしては「外旋動作」に大きく関与しています。

これは棘下筋のゴール地点を考えてみるとよくわかります。

棘下筋のゴールは「上腕骨の後部」にあるので、収縮すると腕は外向きに回転します。

(引用:同上)

こういった動きは名称を暗記するのではなく、筋肉のスタートとゴールの位置をイメージすることが大切です。

肩の「外旋動作」において棘下筋が果たす役割は大きく、ローテーターカフ内では「棘上筋」の次に怪我をしやすい筋肉です。

野球や水泳を本格的にやっている選手は、しっかりトレーニングをしておくことが大切です。

Tomy
トレーニングの際は軽い負荷(ペットボトルや1kgダンベルなど)を使いましょう!

 

一言メモ

「棘下筋」は周囲の様々な筋肉と連動して働きます。

棘上筋や小円筋といった関連筋群もぜひセットで覚えていきましょう。

tomy
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ABOUT US
Tomy先生
千葉県出身。 現在は「健康」×「教育」の仕事に従事。 将来の夢は「全ての人が毎日身体のケアをする文化を創ること」。 ”歯磨きすること”と同じくらいの感覚で、体のケアをする文化が広まれば、きっと世界を変えていける!と信じている。 マイペースで群れることが嫌いな典型的なB型気質。西新宿にて週末個人サロン「Tomy's room(トミーズルーム)」を運営中。 ◯順天堂大学スポーツ健康科学部スポーツ科学科(スポーツ医科学専攻) ◯日本ストレッチング協会:認定ストレッチインストラクター<JSA-CSI> ◯全米ストレングス&コンディショニング協会<認定パーソナルトレーナー(CPT)&認定SCスペシャリスト(CSCS)>