今回は肩の部分にある「僧帽筋」についてです。
(引用:ヒューマン・アナトミー・アトラス(Visible Body)より)
*動画で学びたい方はこちら↓
筋肉の位置
筋肉のスタート地点は「首の付け根」と「背骨の棘突起(第7頸椎〜第12胸椎)」です。
(引用:同上)
そして、ゴール地点は「肩甲骨の出っぱり(肩甲棘〜肩峰〜鎖骨)」になっています。
(引用:同上)
背中の中央部から、肩の先端に向かって走行している様子が見てとれます。
(引用:同上)
基礎情報
僧帽筋は、いわゆる「肩こり筋」です。
この筋肉の特徴は、縦幅が広く「上・中・下」の3部位に分けられていることです。
(引用:同上)
したがって
- 「上」の僧帽筋が働けば、肩甲骨は上へと引き上げられ(挙上)、
- 「中」の僧帽筋が働けば、肩甲骨は背骨方向へと動かされ(内転)、
- 「下」の僧帽筋が働ければ、肩甲骨は下へと引き下げられる(下制)、
という多方向への動きが伴います。
また僧帽筋の「上・中」が同時に働くと、肩甲骨は斜め上へと動きます(上方回旋)↓
(引用:同上)
この状態(僧帽筋がきちんと肩甲骨を持ち上げている)に限り、私たちは手を頭の上にまで持ち上げることができると言われています。
キーワードは「肩甲骨の動き」です。
僧帽筋をしっかりと動かして、スムーズな肩甲骨の動きを手に入れましょう。
一言メモ
僧帽筋は「上・中・下」で線維の方向が異なるため、ストレッチや筋トレはそれぞれの部位に応じて行う必要があります。
日常生活で非常に酷使される筋肉なので、ぜひ丁寧にケアをしていきましょう。
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