今回は体をらせん状に包み込む「スパイラルライン」についてです。
(引用:ヒューマン・アナトミー・アトラス(Visible Body)より)
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筋肉の位置
ラインのスタート地点は、耳の後ろから始まる「頭板状筋」です。
背骨を越えて「菱形筋」→「前鋸筋」へと、肋骨を包む形でつながっていきます。
(引用:同上)
「前鋸筋」によって体の側面を回ったラインは「外腹斜筋」へと続きます。
(引用:同上)
「外腹斜筋」は腹部の中心を越えて、反対側の「内腹斜筋」そして「骨盤」へとつながっていきます。
(引用:同上)
骨盤から先は下半身です。
下半身は「大腿筋膜張筋」から始まります。
(引用:同上)
膝から下は「前脛骨筋」を経て「土踏まず」へとつながっていきます。
(引用:同上)
足裏へと行き着きましたが、ラインはここで終わりではありません。
土踏まずからは「腓骨筋」が始まり、側面を上へ向かって進んでいきます。
(引用:同上)
膝の側面(腓骨頭)からは「大腿二頭筋」へとつながります。
(引用:同上)
「大腿二頭筋」から後面に入ったラインは、骨盤へ戻ります。
(引用:同上)
骨盤内で「仙結節靭帯」を経た後は「脊柱起立筋」へとつながり、スタート地点であった首の付け根へと戻っていきます。
(引用:同上)
ライン全体のスタート地点とゴール地点が”ほぼ同一地点”であるという特殊な構造です。
ぜひ覚えておきましょう。
基礎情報
「スパイラルライン」は、体の回旋運動を生み出し、その力を伝達する役割を持っています。
もし、このラインが存在していなかったら、野球やゴルフにおける「スイング動作」はうまく行えません。
また”2重らせん構造”を取ることによって「すべての平面における脊柱の長さとバランスの維持」も行っています。
これは運動時の効率的な関節の軌道を決定するうえで、とても大切な機能です。
一言メモ
「スパイラルライン」はライン全体が非常に長くなっています。
肩甲骨と骨盤をつなげているラインでもあるので、しっかりと働かせることで体の動きを変えることができます。
ぜひ日常的にケアする習慣をもっていきましょう。
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