首の回旋(横へ回す動き)

今回は「首の回旋(横へ回す動き)」についてです。

(引用:ヒューマン・アナトミー・アトラス(Visible Body)より)

Tomy
頭を横へ回す動きですね!

 

関連する筋肉

この動作では”同側の筋肉””対側の筋肉”が協力して働いています。

同側の筋肉(右に回す際の右側)としては

  1. 板状筋(頭板状筋+頚板状筋)
  2. 最長筋(脊柱起立筋の一部)
  3. 後頭下筋群

があります。

また、対側の筋肉(右に回す際の左側)としては

  1. 胸鎖乳突筋
  2. 斜角筋群(特に前斜角筋)
  3. 半棘筋(脊柱起立筋の一部)

があります。

では具体的に見ていきましょう。

例えば”右”に向かって首を回す際には、同側の筋肉として「板状筋」と↓

「最長筋と↓

「後頭下筋群が働いています↓

Tomy
これら3つの筋肉は、首を右に回す時に”右側”が働くんですね。

また対側の筋肉としては「胸鎖乳突筋」と↓

「斜角筋群」と↓

「半棘筋群」がセットになって働いています↓

Tomy
これら3つの筋肉は、首を右に回す時に”左側”が働くんですね。

6つの筋肉群の関係性をぜひ覚えておきましょう。

 

基礎情報

日常生活における「首の回旋(横へ回す動き)」動作は

  • 声をかけられたときに振り向く動き
  • ソファに座りながら、斜めの位置にあるテレビを眺める動き

などで使われています。

リビングでの食事の際、テレビを見ようとして首を回旋させているケースがよくあります。

日常的な習慣として(あるいは身体的な”くせ”として)染み付いてしまった回旋動作は、やがて筋肉のこわばりとして表面化してきます。

Tomy
まずはバランスの悪さに気づく事が大切ですね。

 

一言メモ

首の回旋は、さまざまな筋肉がセットで働く複雑な動作です。

使われている筋肉が同側なのか対側なのかを見極められないと、ピントがずれたケアになってしまいます。

上記の6つの筋肉をもう一度よく理解して、丁寧なケアを心がけましょう。

tomy
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Tomy先生
千葉県出身。 現在は「健康」×「教育」の仕事に従事。 将来の夢は「全ての人が毎日身体のケアをする文化を創ること」。 ”歯磨きすること”と同じくらいの感覚で、体のケアをする文化が広まれば、きっと世界を変えていける!と信じている。 マイペースで群れることが嫌いな典型的なB型気質。西新宿にて週末個人サロン「Tomy's room(トミーズルーム)」を運営中。 ◯順天堂大学スポーツ健康科学部スポーツ科学科(スポーツ医科学専攻) ◯日本ストレッチング協会:認定ストレッチインストラクター<JSA-CSI> ◯全米ストレングス&コンディショニング協会<認定パーソナルトレーナー(CPT)&認定SCスペシャリスト(CSCS)>