全身:らせん状(スパイラルライン)*アナトミートレイン

今回は体をらせん状に包み込む「スパイラルライン」についてです。

(引用:ヒューマン・アナトミー・アトラス(Visible Body)より)

Tomy
全身を3Dに包む大きな筋肉群ですね!

動画で学びたい方はこちら↓

 

筋肉の位置

ラインのスタート地点は、耳の後ろから始まる「頭板状筋」です。

背骨を越えて「菱形筋」「前鋸筋」へと、肋骨を包む形でつながっていきます。

(引用:同上)

「前鋸筋」によって体の側面を回ったラインは「外腹斜筋」へと続きます。

(引用:同上)

「外腹斜筋」は腹部の中心を越えて、反対側の「内腹斜筋」そして「骨盤」へとつながっていきます。

(引用:同上)

骨盤から先は下半身です。

下半身は「大腿筋膜張筋」から始まります。

(引用:同上)

膝から下は「前脛骨筋」を経て「土踏まず」へとつながっていきます。

(引用:同上)

足裏へと行き着きましたが、ラインはここで終わりではありません。

土踏まずからは「腓骨筋」が始まり、側面を上へ向かって進んでいきます。

(引用:同上)

膝の側面(腓骨頭)からは「大腿二頭筋」へとつながります。

(引用:同上)

「大腿二頭筋」から後面に入ったラインは、骨盤へ戻ります。

(引用:同上)

骨盤内で「仙結節靭帯」を経た後は「脊柱起立筋」へとつながり、スタート地点であった首の付け根へと戻っていきます。

(引用:同上)

ライン全体のスタート地点とゴール地点が”ほぼ同一地点”であるという特殊な構造です。

ぜひ覚えておきましょう。

Tomy
筋肉のつながりはとても美しいですね!

 

基礎情報

「スパイラルライン」は、体の回旋運動を生み出し、その力を伝達する役割を持っています。

もし、このラインが存在していなかったら、野球やゴルフにおける「スイング動作」はうまく行えません。

また”2重らせん構造”を取ることによってすべての平面における脊柱の長さとバランスの維持」も行っています。

これは運動時の効率的な関節の軌道を決定するうえで、とても大切な機能です。

ハテナちゃん
スポーツを行う上ではとても重要なラインなんですね。

 

一言メモ

「スパイラルライン」はライン全体が非常に長くなっています。

肩甲骨と骨盤をつなげているラインでもあるので、しっかりと働かせることで体の動きを変えることができます。

ぜひ日常的にケアする習慣をもっていきましょう。

tomy
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Tomy先生
千葉県出身。 現在は「健康」×「教育」の仕事に従事。 将来の夢は「全ての人が毎日身体のケアをする文化を創ること」。 ”歯磨きすること”と同じくらいの感覚で、体のケアをする文化が広まれば、きっと世界を変えていける!と信じている。 マイペースで群れることが嫌いな典型的なB型気質。西新宿にて週末個人サロン「Tomy's room(トミーズルーム)」を運営中。 ◯順天堂大学スポーツ健康科学部スポーツ科学科(スポーツ医科学専攻) ◯日本ストレッチング協会:認定ストレッチインストラクター<JSA-CSI> ◯全米ストレングス&コンディショニング協会<認定パーソナルトレーナー(CPT)&認定SCスペシャリスト(CSCS)>