今回は骨盤前面にある「腸腰筋」についてです。
(引用:ヒューマン・アナトミー・アトラス(Visible Body)より)
筋肉の位置
筋肉のスタート地点は「腰椎の側面+腸骨の内側」の2箇所です。
(引用:同上)
この2箇所を「腰筋(大腰筋+小腰筋)」と、
(引用:同上)
「腸骨筋」という2種類の筋肉に分けて認識する場合もあります。
(引用:同上)
そして、ゴール地点は「大腿骨の内側(小転子)」になっています。
(引用:同上)
基礎情報
「腸腰筋」は、足を前方へ上げる動き(股関節の屈曲)の際に大きく使われます。
(引用:同上)
特に仰向けで寝た状態で、足を天井に向かって上げる時によく働いています。
加えてゴール地点が大腿骨のかなり内側に入っていることから、
(引用:同上)
腸腰筋が収縮すると、足は外側へ回ります(大腿骨の内側が正面へ回ってくるイメージです)。
この動きを「外旋」といいます。
(引用:同上)
また、腸腰筋が硬くこわばると「腰痛」につながる場合があります。
腸腰筋の筋走行は「骨盤の出っぱり(恥骨部分)」を乗り越えるようにして走っています。
(引用:同上)
わかりやすいように骨盤を外してみると、
(引用:同上)
このように筋走行がカーブしていることが理解できると思います。
筋走行がカーブしているということは、筋肉のこわばりによって腰椎部分が前方へ引っ張られるということです。
(引用:同上)
この動きによって腰周辺のバランスが乱れ、結果的に「腰痛」が生じてしまいます。
一言メモ
「腸腰筋」は股関節の動きをコントロールする上で非常に重要な役割を担っています。
腰痛予防のためにもしっかりとストレッチをし、筋肉のケアに努めましょう。
筋肉の勉強をさらに深めたい方へ
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