脊柱起立筋:せきちゅうきりつきん

今回は背中にある「脊柱起立筋」についてです。

(引用:ヒューマン・アナトミー・アトラス(Visible Body)より)

Tomy
背中の中央に存在する大きな筋肉ですね!

※動画で学びたい方はこちら↓

 

筋肉の位置

筋肉のスタート地点は「骨盤〜肋骨〜背骨周辺」となり、一箇所で示すことはできません。

(引用:同上)

小さな筋肉がたくさん集まることによって構成されている筋肉なので、スタート地点は一箇所ではありません。

またゴール地点も「背骨のキワ(頸椎・胸椎の横突起)」「頭蓋骨」周辺です。

(引用:同上)

ここではひとまず背骨の上下地点にスタートとゴールがある、ということだけ覚えておきましょう。

(引用:同上)

ハテナちゃん
すごく大きい筋肉なんですね!

 

基礎情報

「脊柱起立筋」はその名の通り、脊柱(背骨)を起立させるための筋肉です。

この筋肉が働くと、上半身は後方へ反る動き(体幹の伸展を行います。

(引用:同上)

上半身の姿勢を整えるうえでは、非常に大切な役割を担っている筋肉です。

脊柱起立筋は、3つの筋肉から構成されています。

背骨に最も近い部位が「棘筋:きょくきん」です。

(引用:同上)

この棘筋の横に存在し、3つの筋肉の中央を走っているのが「最長筋:さいちょうきん」です。

(引用:同上)

そして、最も外側に位置しているのが「腸肋筋:ちょうろくきん」です。

(引用:同上)

覚え方としては

  • 背骨の棘突起に一番近い=棘筋
  • 中央部分を長く走る=最長筋
  • 腸骨(骨盤の上部)と肋骨を結ぶ=腸肋筋

です。

筋肉名の大部分は骨の名称に基づいているので、まずは骨格の名前から確認しておきましょう。

Tomy
棘筋+最長筋+腸肋筋=脊柱起立筋なんですね!

 

一言メモ

「脊柱起立筋」は背骨と肋骨に付着しているため、ストレッチが難しい部位です。

ケアの際は、マッサージを受けたり仰向けでテニスボールを挟んだりする「コンプレッション(圧迫)ケア」がオススメです。

脊柱起立筋のこわばりは、姿勢の乱れや呼吸のしづらさをもたらします。

ぜひきちんとトレーニング&ケアをしておきましょう。

tomy
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Tomy先生
千葉県出身。 現在は「健康」×「教育」の仕事に従事。 将来の夢は「全ての人が毎日身体のケアをする文化を創ること」。 ”歯磨きすること”と同じくらいの感覚で、体のケアをする文化が広まれば、きっと世界を変えていける!と信じている。 マイペースで群れることが嫌いな典型的なB型気質。西新宿にて週末個人サロン「Tomy's room(トミーズルーム)」を運営中。 ◯順天堂大学スポーツ健康科学部スポーツ科学科(スポーツ医科学専攻) ◯日本ストレッチング協会:認定ストレッチインストラクター<JSA-CSI> ◯全米ストレングス&コンディショニング協会<認定パーソナルトレーナー(CPT)&認定SCスペシャリスト(CSCS)>